その5 ツインピックアップ取付けー2005.12.11ー

練習にて使用しているYAMAHA FG-200Dですが、生音ではどうしても他の楽器とのバランスがうまくいかないため、ピックアップを取付けることにしました。以前、K-YAIRIのミニギターにピックアップを取付けた際に、非常に音量が小さくなったので、今回はツインピックアップにしてみました。果たして効果があるのか?


今回、ツインピックアップを取付けるYAMAHA FG-200D(1984年製)です。オール合板で、年数とともに音が鳴ってくるのは考えにくいのですが、購入したときよりも音は良くなったという感じがします。

工具、材料一式です。ツインピックアップなので当然ピックアップが二つになります。このピックアップの音をタッピングで試したのですが、片方は高音が響く、もう片方はどちらかというと低音を拾うようです。手作りのため製品にバラツキがあるためですが、今回はブリッジプレートの6弦側と1弦側に取付けるので良い組み合わせとなりました。

もともとついているエンドピンを外します。引っ張るだけです。

エンドピンを外したところに穴が開いており、そのままではハイビットのセンターが決まらず、奇麗に穴が開かない可能性があるため、木の丸棒を埋めます。

センターにハイビットの先端を刺し、ゆっくりと穴を開けていきます。言わないと解らない程度ですが、若干の剥がれが起きてしまいました。経験からすると、合板など化粧板が表面に貼られているものはその板と下の板の間で剥がれが生じやすいように思えます。

取付けるピックアップです。写真で解りますが、ワッシャーとナットが逆になっています。この時気づいていれば2回も同じ作業をする必要がなかったんですが・・・

サウンドホールから手をいれてエンドに開けた穴にピックアップシールドを通します。ギターはサウンドホールに手が入るため作業が楽なうえ、ナットを取付けることが出来、しっかり固定できます。

エンドの穴から出したピックアップシールドです。

シールドを半田付けします。(本当はこの後、前述のナットとワッシャーの順番間違えに気づき、半田を取って再度やり直しました。)

どうもシールドの位置によって1つ余る端子に配線が当たり、音が途切れるので、余った端子に熱収縮チューブの絶縁を施します。(写真では解りづらいですね〜マクロ対応のデジカメはいつになったら買えるのか?)

ナットの固定のため14ミリのスパナをサウンドホールから挿入します。ナットを絞めるのではなく、あくまでも廻り止めのためです。

ナットを手で限界まで絞めたら(スパナで絞めたらだめですよ〜)先ほどのスパナでナットを固定し、エンドピン(ジャック)を手で回します。

ブリッジプレートのピックアップ貼付け位置を確認し、1弦脇と6弦脇にそれぞれのピックアップを貼付けます。

はい!完成です。ちょっと高級そうに見えますね。音量もバッチリです。

この項終わり